狭い部屋のエアコン選び

どんなに狭い部屋でもエアコンはつけられます。
選ぶポイントと注意点を簡単に紹介します。

エアコンの種類と平均相場・サイズ・電気代

取り付ける場所によって、エアコンの形は3タイプに分かれています。

エアコンの種類

  1. 壁に取り付けるタイプ(壁掛け用)
  2. 窓にはめ込むタイプ(窓用)
  3. 床に置くタイプ(床置き用)

狭い部屋の場合は最小クラスの4畳~6畳のモデルが適当です。

注意したいのは、窓用と床置き用には冷暖房機が少ない点です。

冷房のみ(クーラー)の機種が多いです。

さらに「冷房しか使わないから大丈夫」といって、安易に冷房専用機(クーラー)を選ぶのもおすすめしません。

現在売られている窓用と床置き用は温度を一定に保つ能力が壁掛け用より劣るためです。

平均相場

3タイプの平均相場はさほど変わりません。

  1. 壁掛け用 4万~5万円+取付費用1万~1.5円
  2. 窓用 5万~6万円
  3. 床置き用 5万~10万円

床置き用の相場の幅が大きいのは商品数がとても少ないためです。

平均サイズ

狭い部屋であれば、できるだけ小さいエアコンをつけたいと思いますよね。

かなりざっくりですが、3タイプの平均サイズを出してみました。

  1. 壁掛け用 幅80cm×高さ30cm×奥行25cm
  2. 窓用 幅35cm×高さ80cm×奥行25cm
  3. 床置き用 幅40cm×高さ70cm×奥行30cm

これでもコンパクトなモデルを選んで平均をとったつもりなのですが、やはり大きいです。

ちなみに私が調べた限りで一番小さいエアコンはこんな感じでした。

壁掛け用
富士通ゼネラル『nocria AS-C22H』
幅72.8cmx高さ25cmx奥行28.5cm
窓用
コロナ『CWH-A1818』
幅36cmx高さ78cmx奥行22.2cm
床置き用
BIANCO『3way Spot Cooler 』
幅31cm×高さ64cm×奥行31cm

電気代

1時間あたり電気代も試算してみました。(※試算は冷房の場合です)

こちらもかなりざっくりです。

  1. 壁掛け用 約16円(消費電力 約0.62kw)
  2. 窓用 約15円(消費電力 約0.57kw)
  3. 床置き用 約19円(消費電力 約0.69kw)

電気代は1000kw=27円としています。

環境にもよりますが、狭い部屋でしたら試算した金額より安くなる可能性があります。

3タイプのエアコンの特徴や注意点

それぞれのタイプのエアコンにはメリットとデメリットがあります。

部屋の条件に応じて選びましょう。

壁掛け用(一番おすすめ)

3タイプの中で冷房能力が一番高いです。

実際のところ、他の2つは「壁掛け用エアコンが取り付けられない場合の代替品」という位置づけです。

ただ、壁掛け用は他の2タイプにくらべて広いスペースを必要とします。

エアコン本体の周囲に隙間をあける

エアコン本体のサイズに加えて、周囲を最低でも5cm以上隙間をあけなければいけません。

隙間がないと取付やメンテナンスの際に支障が出るためです。

室外機を置く場所が必要になる

室内機とあわせて屋外に室外機を置きます。

サイズはだいたい幅70cmx高さ50cmx奥行30cmぐらい。

重さも20キロ以上あります。

さらに室内機と室外機をパイプでつなぐために、壁に穴をあける工事が必要になります。

これが壁掛け用の大きなハードルとなっています。

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窓用

壁に穴があけられない、室外機を置くスペースがないという場合は窓用がおすすめです。

窓用は壁掛け用のような室外機を必要としません。

また本体を窓に設置するので、壁に穴をあける工事もありません。

窓用は壁掛け用の室内機と室外機が一体になった構造をしています。

温度調整が難しい

窓用は壁掛け用とくらべると運転が単純です。

一気に冷やして設定温度に達すると冷房運転が止まり「送風」状態になります。

送風になると少しずつ室温が上がってきます。

そうなると再度冷房が動き出し室温が下がります。

室温が一気に下がって、またじわじわ上がって、また一気に下がるという繰り返しになるわけです。

一方、壁掛け用の場合は室温に合わせた運転調整ができます。

設定温度に達しても運転が止まらず、出力を下げた冷房運転が続きます。

そのため温度を一定に保つことができます。

音が大きい

窓用は室内機と室外機が一体になっているため、室内に室外機を置いている状態になります。

そのため冷房が作動するときに大きな音がします。

一度作動すればそれ以上大きな音は出ませんが、先ほど言ったように窓用は定期的に冷房のオンオフが繰り返します。

そのたびに作動音がします。

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床置き用

壁に穴があけられない、室外機を置くスペースがない、小さい窓しかないという場合は床置き用(別名:スポットエアコン)があります。

床置き用はキャスターがついていて移動ができます。

排気ダクトの熱が冷房の妨げになる

床置き用は本体から出た熱気をダクトを通して屋外にだします。

そのため移動はダクトの長さ以上は動かせません。

また熱気をダクト通して外に排気するため、その熱が部屋を冷やす妨げになります。

作動音が大きい

運転は床置き用も窓用と同じです。

冷房と送風を繰り返します。

そのたびに作動音がでます。

床置き用のモデルはいわゆる業務用がほとんどです。

住まいで使えるものがなかなかありません。

そのなかでもいくつか見つけたので紹介しておきます。

BIANCO 3way Spot Cooler
ナカトミ MAC-20
トヨトミ TAD-2218W

何もないより全然マシ

私も少し前に小さい部屋へエアコンを設置しました。主にパソコン作業をする部屋です。

冬はファンヒーター、夏は扇風機。冬はともかく夏場は蒸し暑くて大変でした。

それでも「小さい部屋にわざわざエアコンをつけるのはもったいない」と我慢していたのですが、汗でキーボードがびちゃびちゃになる様を見て「限界だ」と決心しました。

エアコンをつけてからは「なぜもっと早くつけなかったんだろう」というほど快適です。

部屋の環境によっては壁掛けエアコンがつけられない方もいるかと思います。

しかしどんな製品でも無いよりマシです。

以前の私のように「小さい部屋にエアコンなんてもったいない」と我慢している人は、ぜひ一度検討してみてください。