黒猫が横切る縁起は右→左、左←右で違うって知ってました?

黒猫が目の前を横切る…

ドキッとしたことありませんか?

しかしなぜ黒猫が横切ると不吉と言われるのか??
詳しく調べてみました。

【不吉説】世界中にある「黒猫が横切ると不吉」というジンクス

黒猫にまつわるジンクスは日本だけに限りません。
実は世界中にあります。

しかも各国によってその解釈が違っています。
一部紹介します。

【ドイツ】黒猫が右から左へ横切ると不吉(ただし左から右へ横切ると幸運)

ドイツでは黒猫が右から左へ横切るのは悪い予兆とのこと。
しかし左から右へ横切る場合は幸運が舞い込んでくるのだそうです。

【イギリス】黒猫が近寄ると幸運、離れて歩くと不吉

イギリスでは黒猫が寄ってくると幸運が舞い込むといいます。
逆に離れて歩くと幸運が離れていってしまうといいます。

【アメリカ】黒猫は不吉、白猫は幸運

アメリカでは黒猫が横切ると不幸が、
白猫が横切ると幸運がもたらされるといわれています。

【海賊】黒猫が近づくと不吉

海賊たちはイギリスの場合と真逆に考えていました。

黒猫が近づくとよくないことが起こる。
しかも船の上など歩いていた時などは、その船は次の航海で沈むとまでいわれていました。

船乗りにとっては気が気じゃありませんね。

【幸運説】黒猫が横切ると幸運というジンクスもある

一方で黒猫が横切ると幸運が訪れるという国もあります。

【イギリス】黒猫は幸運のしるし

イギリスでは黒猫が目の前を横切るのはむしろ幸運のしるしだと言われています。

逆に白猫が横切った時は何かトラブルが起こると信じられていて、
トラブルを避けるためには「唾をはく」「反対方向を向く」「十字を切る」しなければいけないそうです。

僕も小学生の頃「黒猫を見たら10歩後ずさりすること」ということが仲間内での決まりでした。
こうゆう点は国が違えど似ていますね。

【スコットランド】黒猫は妖精の化身

スコットランドでは妖精が黒猫の姿に変身しているという伝承があります。
見知らぬ黒猫が通りかかった家には繁栄がもたらされるといわれています。

【南フランス】座敷童のような黒猫

南フランスにも座敷童のような黒猫の言い伝えがあります。
『マンドラゴット』または『マタゴット』と呼ばれる黒猫は、大切に飼われると飼い主に富と健康をもたらすそうです。

日本の招き猫みたいなものでしょうか。

黒猫を神の使いとして崇める国

不吉、幸運の解釈の違いはありますが、黒猫に神秘的な力が宿っていると考える国はたくさんあります。

【エジプト】黒猫の頭をした女神

最初に猫をペットにしたのはエジプトといわれています。

古代エジプトでは「バステト神」という黒猫の頭をした女神が崇拝されていました。

そのためエジプト人は黒猫を神聖な生き物とみなしています。
黒猫を飼うとバステト神の恩恵が得られると考えていました。

【日本】黒い招き猫は厄除けのご利益がある

実は日本にも黒猫を縁起の良いものとみなす風習があります。

京都にある檀王法林寺(だんのうほうりんじ)は盗難火災から守る『主夜神(しゅやじん)さま』を祭っています。

参考 日本最古の招き猫伝説檀王法林
いつの頃からかその主夜神さまの使いが黒猫だといわれるようになりました。

江戸時代になると「厄除け人形」として黒い招き猫が親しまれていきました。

現代でも「白猫は福を招き、黒猫は客を招く」と言われ、黒い招き猫は商売人に人気があります。

【由来】なぜ黒猫が不吉?発端は中世ヨーロッパにあり

「魔女狩り」という言葉を聞いたことありませんか?

ヨーロッパで起こった迫害の一種です。

古くはローマ時代からあったそうですが、中世になってキリスト教の異端弾圧に利用されるようになりました。

ヨーロッパの人々はもともとローマ神話に登場する神々を信仰してきました。

なかでも「豊穣の女神」であるダイアナ神は農民たちに広く親しまれたといいます。
月や多産の神でもあったダイアナ神を礼賛する集いは魔女のイメージの原型となりました。

16世紀になると伝承を信仰していると疑われた人が「魔女」と言われるようになりました。
「人を惑わす悪しき者」として拷問や私刑にかけられたといいます。

疑われる人はおもに貧しくて孤独な老婦人でした。

そうゆう人たちは猫を飼っていることが多く、黒猫は「魔女の使い魔」とみなされて大量に処分されたそうです。