【母の日や誕生日プレゼントに】おすすめの人気フレグランスまとめ
2016/04/27
プレゼントは難しい
photo by Rach
プレゼントを贈るのが苦手です。
プレゼント選びにいつも悩むし、あげる時もぎこちない。上手い人はどうしてあんな自然にプレゼントができるのでしょうか?鍛えて上手くなるものなのか、それともセンスなのか…。
たとえスマートにあげられなくても、相手が少しでも喜んでもらえるプレゼントをしたいものです。そう思うようになってから、自分がもらって嬉しかったプレゼントや贈り物上手な人のプレゼントを気に留めておくようになりました。
最近よく選ぶようになったプレゼントは香りのいいもの、「フレグランス系の品物」です。
フレグランスの良いところ
長持ちする
フレグランスは基本的に保存が利きます。記念日など前もってあげるタイミングがわかっていれば余裕をもって用意できます。
かさばらない
たとえばお香のプレゼントは手のひらに収まるぐらいの小箱です。
軽いので贈った人に大きな負担をかけることもありませんし、万が一香りが合わなかった場合でも比較的処分しやすいという利点もあります。
特別感がある
最近では体験をプレゼントするという話をよく聞きます。懸賞などで「○○一日体験」や「○○をする権利」という賞品を目にするようになりました。
特別なことを体験できるという点でいえばフレグランスも一種の体験型プレゼントです。キャンドルやお香の香りはいつもの雰囲気や気分をガラッと変えてくれます。
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それでは具体的にどんなものがあるのかいくつか紹介します。
お茶
ハーブティーやフレーバーティーが好きな人は男性よりも女性の方が多いような気がします。
ホワイトデーにお返しに贈ったりしますが、紅茶を飲みなれていない人だと茶こしを持っていないこともあるので、できるだけティーパックを選ぶようにしています。マリアージュフレールやクスミティーのティーパックはガーゼ生地で、すこし特別感があります。
MARIAGES FRÈRES(マリアージュフレール)
KUSMI TEA(クスミティー)
Hornimans(ホルニマンス)
Harney&Sons(ハーニー・アンド・サンズ)
キャンドル
実はキャンドルはまだプレゼントに使ったことがありません。よさそうなものを見つけては頭に留めておくようにしています。
シール トゥルードンやキューガーデンのキャンドルもその中のひとつ。もちろんよい香りなのでしょうが、むしろ話の種としてかいでみたいです。
Prices(プライス)
TRUE GRACE(トゥルーグレース)
CIRE TRUDON(シール トゥルードン)
ROYAL BOTANIC GARDENS KEW(ロイヤルボタニックガーデンズ キュー)
ディフューザー
身体に吹きかける香水をプレゼントするのはハードルが高いですが、インテリアのディフューザーであればプレゼント下手な僕でも何とかなる(と思っています。)
SABONやTHANNの香りはスペシャル感よりは普段の生活をさりげなく良くする感じがいいです。
SABON(サボン)
THANN(タン)
Parks(パークス)
CULTI(クルティ)
Dr. Vranjes(ドットール・ヴラニエス)
石鹸
石鹸は手ごろな値段の割りに特別感があるのでプレゼントによく使います。
サンタ・マリア・ノヴェッラの石鹸は包装が素敵で、石鹸ひとつでも見栄えがいいです。
MARKS & WEB(マークス・アンド・ウェブ)
NEAL’S YARD REMEDIES( ニールズヤード レメディーズ)
Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)
お香
最近は和柄やポップな感じのお香(紙香)などもあり、外国の知人のプレゼントに贈ったりしたことがあります。ただ注意しなければいけないのは成分によっては輸出が禁じられているものもあるので事前にチェックしておいた方がいいでしょう。
中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)
Juttoku.(ジュットク)
香雅堂(こうがどう)
松栄堂(しょうえいどう)
Astier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)
ASTIER de VILLATTE インセンス|H.P.DECO
フレグランスが充実しているエリア・店舗
ルミネやアトレは比較的手ごろなプレゼントから探せるのでよく行きます。SABONやMARKS & WEB、NEAL’S YARD REMEDIESなどのお店も入っているので、さっと見て回るにはちょうどいいです。
あとは都内限定になりますが、新宿、丸の内あたりを探しに行くこともあります。
新宿は伊勢丹、ルミネ、高島屋やコンランッショップあたりが品ぞろえ豊富です。丸の内は丸ビル・新丸ビルをはじめ、東京駅と有楽町駅をつなぐ「仲通り」あたりにもフレグランスを置いているブランドショップが軒を連ねています。また足を延ばせば有楽町の駅近くのルミネ、銀座あたりも見ることができるでしょう。
新宿と丸の内は手ごろなものからハイクラスのものまで効率よく見て回れるのでおすすめのエリアです。
余談:高いフレグランスは何が違う?
ここで紹介した製品はどれも数千円以上するものばかりです。
一方では数百円で買えるフレグランスもあります。この価格の違いはどこからくるのでしょうか?
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くわしく調べてみたところ、違いはおもに 「製造方法」「素材の稀少性」「製造コスト」 という3点にありそうでした。一つずつ見ていきます。
製造方法:天然か合成か
まず価格の違いの最大の理由は 香りの成分が天然素材か人工でつくられた合成香料か にあります。天然成分の割合が多いほど手間がかかり、価格は高くなります。
歴史的にみればもともとフレグランスは一部の特権階級の人のものでした。それが19世紀ごろから合成香料によって大量生産が可能になり、一般の人たちでも安く気軽に香りを楽しめるようになったという経緯があります。
合成香料はフレグランスに限らず食品にも使われています。たとえばジュースなどに「無果汁」というのがありますが、香りはアルコールと酸から作られています。
エステル|Wikipedia
香り成分をつくろう|新居浜工業高等専門学校
合成香料の利点は安く大量に作れるというところ。ただ天然の香りのような奥深さがなかなか出せません。これは天然の香りが何種類もの成分から成り立っているためです。最近では技術進歩によって微量な香り成分も検出できるようになり、徐々に天然の香りに近づきつつあるようです。
素材の稀少性:採取の難しさ
同じ天然素材でも種類によって価格が大きく違います。
たとえばグレープフルーツやレモンなどの果皮の香りは、バラやジャスミンなどの花の香りに比べれば価格は安いです。これは素材から採取できる成分量の違いによるものです。
分かりやすいのがオレンジです。
オレンジは実、葉茎、花など取れる部位によって香りの種類が違います。その中でもオレンジの花は小さいために採取できる量がほとんどなく貴重です。なので同じオレンジでも花の香りは果皮に比べて数倍の値段になります。
photo credit: Neroli via photopin (license)
製造コスト:費用に対する生産量の少なさ
突然ですが下の記事は高級チョコレートがなぜ高いのかという理由を紹介した記事です。
1粒1750円! 高級チョコはなぜ高いのか ちょっと驚くその理由
要約すると高いチョコは高品質の素材を使い、ショコラティエという専門家が作るアート作品のようなものだからとのこと。
これと同じことがフレグランスの分野でも言えます。
高級フレグランスメーカーの製品も「調香師」といわれる香りの専門家が関わっています。
調香師は吟味した素材を何種類もブレンドして奥深くオリジナリティーのある香りのレシピを考え出します。当然そのレシピからできる製品の数は限られているため、ひとつの製品にかかる人件費や輸送費などの割合が大きくなるというわけです。