怪我や事故で寝たきりになったら費用はいくらかかるのか?

この記事では寝たきりで介護が必要になった場合の生活費について紹介します。

私は30代独身でフリーの仕事をしています。
最近悩んでいるのは もし怪我をして不自由になったらどうしよう ということです。

病気も心配ですが、体力的に考えると事故や災害で怪我を負う方が確率は高いでしょう。

少し前に手を手術をしました。
指先を少し切っただけでしたが、一週間まともに仕事ができませんでした。

その時はとても気が滅入りました。
「仕事したくてもできないというのはこんなにつらいんだ」と、その時はじめて知りました。

それ以来、働けなくなくなったらどうしようといつも頭の隅で考えています。

「交通事故にあって体の自由がきかなくなったらどうなるのか」
「介護になったらやっていけるのか」

想像しようにも何も知らな過ぎてそのことにゾッとしました。

そこでまずは寝たきりになると何がどれくらいお金がかかるのか調べてみることにしました。

高度障害状態になると毎月約15万円以上の介護費用がかかる

自活できないような重い障害のことを保険用語では「高度障害」といいます。

高度障害状態になると誰かに身の回りの世話を頼まなくてはなりません。

つまり介護が必要になります。

厚生労働省のサイトでは『介護給付費実態調査』という報告書が公開されています。

月ごとの介護保険の利用状況をまとめたものです。

この報告書を見れば介護にかかる費用の詳細がわかります。

参考 介護給付費実態調査厚生労働省

「調査の結果 → 結果の概要」から月報を開きます。

第7表に「介護サービス受給者1人当たり費用額、要支援状態区分・サービス種類別」というのがあります。

ちなみに「要支援状態区分」は障害状態の段階を表しています。


参照『要介護認定の仕組みと手順』より(厚生労働省)

障害の重さによって要支援1から要介護5までの7段階に区分されています。

この区分によるとおおむね 要介護2以上 は日常のかなりの場面で介護が必要になります。

要介護2の症例
  • 身だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
  • 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
  • 歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とする。
  • 排泄や食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とすることがある。
  • 問題行動や理解の低下が見られることがある。

国分寺市公式ホームページより

最新の調査月報(平成29年度 介護給付費等実態調査の概況)によると要介護2以上の月平均費用は 15万1,400円 でした。

つまり、何らかの理由で要介護2以上の障害を負った場合、毎月約15万円以上必要になるわけです。

万が一こうなったら、自前の蓄えだけではどうすることもできません。

寝たきりになったときにかかる費用
月15万円以上(※この費用に生活費は含まれていない)

40歳未満が受けられる社会保険

公的介護保険が受けられれば自己負担は1割~2割です。

しかし公的介護保険の受給資格は40歳から。
30代の私は対象外です。

そこで40歳未満の人が受けられる保険を調べてみました。

自営業者の場合

40歳未満でも受けられる社会保障は、国民年金の給付のひとつである 障害基礎年金 があります。

しかし障害基礎年金から支給される金額はどんなに重度の障害でも月額10万円未満です。

たとえば僕の場合(独身・子供なし)で第1級障害の場合、月額で支給される金額は8万1,260円でした。
(内訳:年金額780,100円×1.25÷12か月)

これだけでは月額の介護費用はおろか、生活費すらまかなえません。

会社勤めの場合

会社勤めであれば前述の障害基礎年金に上乗せして受けられる保障があります。

まず厚生年金の給付のひとつである 障害厚生年金です。

さらに業務中に負った障害であれば労災保険の 障害保障給付 も合わせて受給できます。

こうみるとあらためて会社勤めの福利厚生がどれだけ手厚いのかが分かります。

寝たきりになったときに受けられる社会保険
  • 個人事業主の場合=障害基礎年金
  • 会社員の場合=障害基礎年金+ 障害厚生年金+障害保障給付

民間保険でカバーする必要も

私は一応民間の保険には入っていますが、今契約している保険では介護費用ぐらいしかカバーできません。

生活費のこともあわせて考えるとなると就労不能保険などに入り直した方がいいのではと考えはじめています。

ケガや病気で働けなくなった時に役立つ就業不能保険とは?