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秋葉原に行ったらぜひ立ち寄ってほしい!ジェットコースターの「フワッ」感が味わえるG−Tuneのオキュラスリフト無料体験

   

秋葉原のドンキホーテから中央通りをはさんだ向かい側にG-Tuneというお店がある。ここはゲームに特化したパソコンやパーツの販売をしているショップだ。

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このショップにオキュラスリフトのヘッドマウントディスプレイを体験できるコーナーが設けられている。今まで体験したことがないようなバーチャルリアリティの世界に触れられるのでぜひオススメしたい。

バーチャルリアリティって何?

バーチャルリアリティはコンピューター上に作られた世界を、まるでその世界にいるように見たり感じたりできる技術や世界のことをいう。

この分野で一番身近なものでいえばテレビゲームだ。たとえば任天堂Wiiは、映像に加えて振動機能やサウンド機能を備えたリモコンを使うことでテニスや野球のようなスポーツゲームから剣や銃での戦闘などを直感的にプレイできる。

ゲーム以外でいうと、グーグルマップのストリートビューもバーチャルリアリティといえるだろう。360度のパノラマカメラで風景を撮影することよって、パソコンの前にいながら様々な場所の雰囲気を味わうことができる。
こういったように徐々に僕らの周りにもバーチャルリアリティに触れる機会が増えてきている。

バーチャルリアリティの利点は使う人がどこにいても瞬時にアクセスできることだ。しかも実際の世界で物を作るよりも圧倒的にコストがかからない。

今後、バーチャルリアリティの映像表現や装置の技術開発が進めば、数年後には教育や医療分野にまでバーチャルリアリティが広まっていくと言われている。

オキュラスリフトって何?

バーチャルリアリテを体感するためには、現時点では2つの道具が必要となる。一つは体験者の動きに応じてプログラムを処理する高性能のパソコン。もう一つは体験者の動きにあわせて臨場感のある映像を写すディスプレイ装置だ。

代表的なディスプレイ装置は頭にかぶるゴーグルタイプで、装置の形からヘッドマウントディスプレイ(HMDと略すことも多い)と呼ばれている。

ヘッドマウントディスプレイの主な特徴は「左右のディスプレイの異なる映像表現」「頭の動きをとらえるセンサー」だ。

左右のディスプレイの異なる映像表現

人は何か物を見るとき、左目と右目でわずかに違った角度から見ている。ためしに視力検査のように手で左右の目を交互覆うと見ている物が微妙にズレるはずだ。

これは人の目が鼻を挟んで左右に離れてついてるためで、個人差はあるけど一般的に左右の目は6センチから7センチぐらい離れているらしい。

そしてこの両眼から入ってきた「微妙に違う映像」を脳がつなぎあわせて処理することで、人は物を立体的に見ることができる。

ヘッドマウントディスプレイは左右の目の前に別々のディスプレイがついていて、人工的に作られた「微妙に違う映像」が映し出される。これによりバーチャルリアリティの世界が立体的に見えるわけだ。

この記事の下の方にヘッドマウントディスプレイに映された映像のyoutube動画がある。左右の映像は同じに見えるが「微妙に違う映像」だ。ヘッドマウントディスプレイを着けた人にはこの左右の映像がひとつに合わさり立体的に見えている。

頭の動きをとらえるセンサー

人は周りを見回す時、普通は目だけで追わず、頭も一緒に動かすものだ。上を見るときは見上げるし、横を見るときは振り向く。ヘッドマウントディスプレイにはこの頭の動きを検知できるセンサーが備わっていて、検知された動きに対して素早くパソコンが映像を処理してディスプレイする。

するとヘッドマウントディスプレイをつけている人はまるで別の世界に入り込み、景色を見回しているように感じることができるのだ。

★★★

今、SONYやサムスンなどいろいろな企業がこのヘッドマウントディスプレイの開発を行っている。

中でも一番有名なのがオキュラスリフト社のヘッドマウントディスプレイだ。オキュラスリフトのヘッドマウントディスプレイは映し出される映像が大きく、頭の動きをとらえるセンサーの精度が高いと言われている。つまりバーチャルリアリティに意識を没入できる度合いが高い。

オキュラスリフトのヘッドマウントディスプレイはまだ一般発売されていない。予定では2016年の1月から3月の間に発売を予定しているらしい。

そのオキュラスリフトのヘッドマウントディスプレイをG-Tuneで体験できる。しかも誰でも予約などせずとも無料でできる。

体験できるヘッドマウントディスプレイは技術開発者向けのプロトタイプらしい。ちなみに来年発売される一般向けはこのプロトタイプよりも更に性能が上がる見込みなのだそう。

実際にやってみた

まずは椅子に座って、ヘッドマウントディスプレイを装着してヘッドホンをつける。

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プレイしたのは「UnityCoaster2」という街の中をジェットコースターで疾走するプログラム。

やってみた感想は「すごい」の一言だ。

もちろん実際のジェットコースターと比べてしまうと迫力は劣るけれども、今までの体験型ゲームとは段違いだった。

視覚だけでこれだけの臨場感が味わえるものなのかと驚く。ジェットコースターが落ちていく時に感じる、内臓がフワッと浮くような浮遊感もしっかりあった。

それと空間の表現も新鮮だった。まだまだ粗さはあるけれど連なるビル群の遠近感、遠くに見える夕日や雲などの描写も自然で、バーチャルリアリティーの世界も綺麗だなと思えた。

秋葉原に来たらまずはこれを体験してほしい

バーチャルリアリティを感覚的に体験できる技術は広がり始めて間もない。そこまで来ているとは言っても、僕らの身の周りに登場するまでにはもうすこし時間がかかりそうだ。体験するための機材もまだまだ安くはない。

だからこそ、ぜひ秋葉原に来た時はぜひ試してもらいたい。なんせ行けば誰でもタダでできるのだから。まったくパソコンやゲームを触ったことがなくても、スタッフの人に聞けば親切に教えてくれる。

大げさかもしれないけど、ちょっと先の未来の、ワクワク感を味わえるはずですよ。

 - ひとり東京観光