大人が駄菓子を買う理由
2015/10/22
最近、仕事の合間によく食べる駄菓子が2つある。
ひとつはギンビスの「ビッグバーチョコ」。コーンパフにチョコを染みこませた、いわゆる“染みチョコ”だ。染みチョコのお菓子は大抵キューブっぽいものが多いが、ビックバーは一本のバー状になっている。長さはだいたホームランバーと同じくらいだと思う。
もうひとつは「きなこ棒」という、きな粉を水あめで固めたお菓子。これも5センチぐらいの小さな棒状のお菓子だが、スニッカーズのような食感で食べ応えがある。きな粉でできているだけあって腹持ちもいい。チョコレートのお菓子に飽きた時はこれを買う。どちらも仕事場の近くのセブンイレブンに売っていて、お弁当を買う時などのついでに買う。
このふたつのお菓子のいいところは量が少ないことだ。
たとえば染みチョコはコンビニのプライベートブランドで小袋にたくさん入ったものが売っている。しかしこれだとチョコを直に指でつままないといけないし、一袋を食べきってしまうこともある。「手が汚れる」「食べ過ぎる」というストレスはささやかだけど、指にできたささくれのような気持ち悪さがずっと残る。だから割高でも小分けになった駄菓子を選んででしまう。
一般的に大人の食べるお菓子を考える場合、大きく二つの方向性があると思う。ひとつは質を上げるという方法。厳選された素材を使ったり、カロリーを控えたヘルシー志向のものだ。
もうひとつは片手間で食べられる量やパッケージを考えるという方法であり、僕はこちらの方が大切だと思う。でもそうゆうお菓子は意外に少ない。もちろんあることはあるが、あわせて素材にこだわっていていることが多く、値段が高かったりする。
一番いいのはスーパーなどで小袋がたくさん入った袋詰めのお菓子を買って(例えば徳用のカントリーマアムとか)それをこまめに持っていけばいいのだか、そこまでするものでもないという感がある。「ついで」というのも重要だと思う。
ということでコンビニの駄菓子コーナーは、子供だけでなく僕のようなお菓子好きな大人にとってもありがたいのだ。
ちなみにしょっぱい系だとこの手のお菓子はもっと少ない。
「うまい棒」が一番適当だと思うのだが、仕事の合間にうまい棒を食べるというのは、社会人として超えてはいけない一線を越えてしまう感じして手が出せない。そうゆう時は「ポテトフライ」で我慢する。手が汚れてしまうものの、4枚という量が秀逸だと思う。