Chum log

チャムログ

ジョニー・デップが主演の「リバティーン」、「アマデウス」ぐらい名作だとおもう。

   

16世紀イギリスに実在した詩人、ジョン・ウィルモットの生涯を描いた作品。

2004年制作ってことで『チャーリーとチョコレート工場』とほぼ同じくらい。何気に古い。

ウィキペティアでみるところ、ジョン・ウィルモットはかなりクセのある人だったみたい。題名のリバティーン(Libertine)は”放蕩者”という意味だ。

ジョニー・デップがいかにも得意そうな役なんだけど、キャラの入れ込み度が他の作品とはちょっと違ってた。

そもそもジョニー・デップが破天荒なキャラを演じるときって多少オーバーにしているところがあるようにみえる。まあ観たことある作品がほとんどファンタジーストーリーだから、それはおそらく意図してのことだと思うけど。

今回のジョン・ウィルモット役の場合はそうゆう見得を切るような仕草は抑えられてた。が、それが逆に狂いっぷりを引き立ててるって感じだった。

中盤でジョン・ウィルモットの奥さんが年中酔っぱらってる彼に向かって「あなた最後にシラフだったのはいつよ!」とつめる一幕がある。

それに対してジョン・ウィルモットは「えーと…3年前?いや4年前…5年前だったかな」みたいに答えるんだけど、もうその言い方とか表情が完全にいっちゃってるんだよね。一見まともにみえて常軌を逸してる不気味さ。「そう、本当にやばい奴ってこんな感じだよね」という凄み。

あとセットが史実っぽく汚い感じでまた良かった。それに関して調べたことも面白かったのであとで書こうと思う。

 - 映画