【肌の乾燥予防】保湿クリームといえばユースキンAが選ばれるわけ
2016/01/17
保湿クリームは何を使っていますか?
僕はユースキンですね。ニベアのような白色クリームよりも黄色い方が親しみがあるくらい。
ユースキンはどこでも見かける保湿クリームの代表格。僕も子供のころから当たり前のように使っていました。だけど今回調べてみてあらためてすごい商品だと再確認しました。
品質
もともとは「医薬品」
保湿クリームを含むスキンケア商品は「医薬品」「指定医薬部外品」「化粧品」に分けられます。
違いは効果、効能の高さ。
医薬品が最も高く、指定医薬部外品、化粧品になるにしたがって効果、効能が穏やかになります。
ユースキンはもともと「医薬品」でした。
しかし2004年、小売店でも売れるようにと、厚生労働省が比較的安全性の高い医薬品を「医薬部外品」と指定するようになりました。ユースキンもそのうちのひとつです。なので医薬部外品とはいっても医薬品同様の高い効能があるといえます。
徹底した商品テストで証明された保湿力
突然ですけど雑誌『暮しの手帖』を知っていますか?
現在の暮しの手帖はライフスタイルを提案する内容がメインですが、以前は安全性や品質調査をする商品テストを主テーマにした雑誌でした。
雑誌編集部が独自で行う検証は今でも度々話題になるくらいで、その徹底ぶりから読者の絶大な信頼を得ていました。下のリンクはその商品テストの様子を紹介した記事です。読んでもらえばそのすごさがわかると思います。
古い「暮らしの手帖」のくらべ記事を調べてみた|デイリーポータル
ここで以前ユースキンが取り上げられたことがありました。「手荒れ用のクリームはどれがいいか」と題して手荒れ用クリームを20種類用意し、その保湿力を検証するという企画です。結果はユースキンがトップ。30年前の記事ですが、この頃からすでに効能の高さは実証されていました。
赤ちゃんから使える安全性
ユースキンAには特設サイトがあります。
クリームの使い方や効能だけではなく開発秘話なども知ることができます。Q&Aページではよくある疑問の回答が載っていました。そのうちで気になったQ&Aを紹介します。
Q.顔にも使えますか?
A.『ユースキンA』は、お肌に合っていればお顔の保湿ケアにもご使用いただけます。ただし、目の中に入らないよう十分ご注意ください。(ご使用前にあごの下等のお肌のやわらかい部分で試し塗りをし、お肌が赤くなる等の症状が出ないことをご確認ください。)Q.何歳から使えますか?
A.生後3か月のお子様からお年寄りの方まで幅広くお使いいただけます。Q.ステロイド剤は配合されていますか?
A.配合していません。
身体だけではなく、顔まで使えるというがユースキンの特徴。
たとえば「フェイスクリーム」や「ハンドクリーム」というように、部位を指定しているクリームがあるのはなぜだと思いますか?
これは身体の部位によって皮膚の厚さが違うからです。例えば顔は皮膚が薄く一番デリケートな部分。そのためフェイスクリームはハンドやボディのクリームより成分精度が高いといわれています。
なのでフェイスクリームをボディクリームの代わりに使ってもあまり問題はありませんが、逆の場合はその点に注意して使わないと効果が薄かったり肌に合わない場合があります。
赤ちゃんから使えるというのも同様です。ステロイドなど、使い方によって副作用のリスクがある成分が入っていません。
皮膚の弱い部分、弱い人でも安心して使えるクリームなので「ファミリーメディカルクリーム」とだけ明記してあるのだと思います。
ブランド
日本初の医薬品クリーム
ユースキンAの発売は1957年、今から約60年前から売られている商品です。ちなみに医薬品クリームとしては日本初。
開発した創業者はもともと薬店を営んでいました。ある日、主婦から「手荒れに効いて、べたつかないクリームが欲しい」といわれ、知り合いの薬学博士と一緒になって開発したクリームがユースキンAだそうです。
海外でも高い評価
ユースキン、実は『Yu-Be(ユービ)』という名で海外でも売られています。
しかもかなり評価が高い。
アメリカやイギリスのアマゾンレビューには「Miracle cream」とか「Excellent product」という書き込みを見かけました。
さらに美容クリームとして使っている人も少なくないようで、中には「今までいろいろな高級クリームを試してみたけど、ユービを使ってからは戻れない。しかもたった24ドルだし」みたいなコメントをしている人もいました。
Yu-Be Moisturizing Skin Cream|Amazon.com
YuBe Moisturising Skin Cream|Amazon.co.uk
使い勝手
場面ごとに使い分けられる
いろんなタイプの容器やチューブがあるので、僕は置き場所によって使い分けています。
職場にジャー式、自宅ではポンプ式が置いてあります。
ジャー式は机の引き出しにぴったりおさまるサイズ。たとえ途中で使い切ってしまっても近くのドラッグストアにも売っているので同じものがすぐ買い足せます。
ポンプ式は260グラムの大容量。
スタンダードな70gのジャー式にくらべると4倍近い大きさです。気兼ねなく使えるうえに、これ一本でおおむねワンシーズンまかなえます。ワンプッシュでクリームが取れて蓋もヌルヌルになりません。しかもカートリッジ交換なのでボトルもそのまま使えます。
通勤鞄にいれているのはスタンドチューブ式です。ただ土日は鞄をほとんど持たないので、その時はこの小さいチューブをポケットに入れています。これはジャー式を買うとついてくる試供品で、持ち歩くのにちょうどいいサイズなんです。
手ごろな価格
僕はシーズン前にネットでまとめ買いしてます。チューブ式やポンプ式は周りに置いてあるお店がないんです。
単価はグラム当たりで見ると以下の通り。量が多いほどお得ですね。なお最もお得なのはポンプ式の付替えカートリッジで5.1円(260g 希望小売価格:税抜1,315円)でした。
グラム当たり単価
- ジャー式(70g/830円)11.9円
- ポンプ式(260g/1,505円)5.8円
- スタンディングチューブ式(60g/780円)13円
- チューブ式(30g/420円)14円
※価格は税抜きの希望小売価格です
ユースキンA以外のシリーズ
ユースキンはユースキンA以外に『ユースキンS』『ユースキンI』『ユースキンhana』の3タイプがあります。
何が違うのか?
ひとつづつ紹介していきましょう。
ユースキンS
ユースキンAとの違い:敏感肌用
乾燥肌やアレルギー肌の人向けのユースキンです。皮膚科などではアトピー性皮膚炎や乾燥性湿疹の患者さんのスキンケアに使われることもあるとか。
特徴はシソの葉エキス。免疫組織のバランスを整える作用があるといわれています。色は乳白色っぽく、つけ心地はサラッとしたジェルタイプで香りはほとんどありません。
ユースキンI
ユースキンAとの違い:かゆみ止め
ユースキンAがあかぎれやひびわれた肌を良い状態に戻していくクリームなのに対し、ユースキンIは乾燥感やひりひり感からくるかゆみを止めるクリームです。
ユースキンAに比べるとサラッとしていてよく伸びます。色は乳白色でジェルのような感触で香りはほとんどありません。なお薬用成分がユースキンAよりも多く配合されているためか、ユースキンIは「第三類医薬品」です。
ユースキンhana
ユースキンAとの違い:高保湿と華やかな香り
ハンドクリーム用のユースキンです。ユースキンAよりも保湿力が高いのが特徴。また花の香り付きというのもポイントです。
このクリームは特に外国の人にウケそうです。海外のアマゾンレビューをみると日本人以上にユースキンAの香りが苦手という人が多い様子。なので花の香りのするユースキンならきっと気に入ってもらえるはずです。海外へ行く際に日本から持っていくお土産にいいかもしれません。