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和ろうそくのススメ。たまには照明以外の灯りをつけてみよう!

   

知り合いからお土産にろうそくをもらったんです。普通のろうそくとは違う「和ろうそく」です。

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和ろうそく、名前は知っていましたが、普通のキャンドルと何が違うのか知りませんでした。

キャンドルと和ろうそくの違い

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キャンドルのろうは石油から作られるパラフィンなんですけど、和ろうそくはハゼという植物の実や大豆、米ぬかなどの植物系の素材を使ってろうが作られます。

↓ハゼの木(wiki「ハゼノキ」より)
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パラフィンは溶けるとクレヨンのような香りがしますよね。一方の和ろうそくのろうは臭いがほとんどしません。しかもろうがたれてこない。

すすも少ないですね。植物系の素材のためか、パラフィンと比べると、すすがサラッとしていてすぐとれます。

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キャンドルの芯は木綿などの糸ですけど、和ろうそくは和紙といぐさできてます。

和ろうそくの炎って、風がないのにときどき揺らいだり「パチパチッ」とはじけたりするんですよ。それが心地いいんですけど、これは芯の構造に理由があるそうなんです。

和ろうそくの芯は木の棒に和紙といぐさを巻いて作ります。すると出来上がった時、木の棒の部分が空洞になるんですね。

その空洞の部分が空気の通り道になるので、風もないのに炎が揺らいだりはじけたりするのだとか。これ考えた人、凄いな 。

照明以外の光ってすごくいい

もともとキャンドルを使う習慣がなかったので、部屋でろうそくを点けること自体が新鮮でした。

よくキャンドルの効果で「心が落ち着く」といわれたりしますが、僕は落ち着くというより考えていることが増幅されるという感じでしたね。カッコ良く言えば「心の声が大きくなる」というか。書いてて恥ずかしくなりますけど(笑)

普段の生活だと「考えるだけ」ってないと思うんですよ。動きながらとか、動いてなくても周りを気にしながらとか。たいていどんな時でも外の情報を入れながら考えます。

でもろうそくの火をつけるときは何もできないし、周りがほぼ見えません。そうすると、思っていることや考えていることに集中せざるを得ない。

別にこれをしたから特別リラックスしたり、いい事を思いついたりしたわけではないですが、こうゆう時間を作るのも悪くないなと感じました。

あと、普段の生活って照明以外の光にあたることがほとんどないんだな、とあらためて思いました。

照明ってやっぱり何か作業をするための灯りだと思うんですよ。何かを考えたり、思い出したりするには日光とか月光だったり、火の光の方がいいんだろうなと感じました。まぁ根拠はないんですけどね。

★★★

もらったろうそくはもう使い終わっちゃったので、今度は自分で買ってみようかなと思っています。

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