悪いものだけど好き

2017/09/07


ほこりが窓から差し込む光に照らされてきらきらしてた。すごくきれい。

同時に汚いとも思った。こんなたくさんのほこりと一緒に空気を吸ってるのかと。

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昔、父がたばこを吸っていたころ、たばこの煙をできるだけ吸い込むという遊びをしていたときがあった。「ふぅーっ」と煙を吐き出す父の脇で「すぅーっ」と吸い込む僕。愚かだ。

祖母の小さいころ話。

当時はまだ車は珍しくて、車がやって来ると近所の子供が群がったという。特にマフラーから出る排ガスのにおいがたまらなかったそうで、こぞって皆マフラーに鼻を近づけていたらしい。一歩間違えば一酸化炭素中毒だ。

でもわかる。僕は今でもバイクの排ガスのにおいがちょっと好きだ。

たばこの煙も排ガスも珍しいかった頃はみんな好きだったのに、悪いものだと知ったとたんに汚く感じる。

ということは逆に今は毛嫌いされてるたばこのにおいだけど、今以上に吸う人が減ったらまたあのにおいがいいとかいう人が出てくるのだろうか。

「服に染みこんだたばこのにおいがすき」とかって。


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