レンタサイクルで東京観光
東京駅の近くで自転車を借り、丸の内、霞が関あたりから湾岸方面にかけて観光スポットをサイクリングしてみました。
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今まで電車でしか行った来ない場所ばかりでしたので自転車から見える景色は新鮮でした。実際どんなところをまわったのかその様子を紹介していきます。
東京駅の近くで自転車を借りる
10時すぎに東京駅に到着。八重洲北口改札から大丸をぬけて八重洲中央口へ向かいます。
駅前の外堀通りを渡り100メートルぐらい歩くとオリックスレンタカーの看板がみえてきます。
オリックスレンタカー八重洲口店では20台近くの電動アシスト付自転車を備えていて、手ごろな料金で借りることができます。
参考サイト
中に入って手続きを済ませます。
レンタル時間を3時間か6時間にしようかすこし迷いましたが余裕をもって6時間で借りることにしました。証明書を求められたので運転免許証を差し出し、レンタルについて簡単な説明を受けて手続きが終わりました。
レンタルした車体はパナソニックのグリッター。タイヤのサイズは小さいけど3段変則ギアがついてます。街中で乗るにはかえってこのぐらいコンパクトな方がいいですね。
バッテリーはロングモードにすれば距離40キロぐらいはもつとのこと。
はとバスの「TOKYOパノラマドライブ」コースを自転車でまわる
今回のコースは、はとバスのツアーを参考にしました。
「TOKYOパノラマドライブ」ツアーは2階建てのオープンバスで観光スポットをドライブするツアーです。所要時間1時間のコースなので自転車でも十分まわれる距離でしょう。
参考サイト
【2階建てオープンバス】TOKYO パノラマドライブ(レインボーブリッジ&銀座)|はとバス
東京駅から出発して霞が関方面のほうへ向かい、そこからレインボーブリッジを通って湾岸をめぐって戻ってくるというもの。かねてから湾岸あたりの新しい街に興味があったし、なによりレインボーブリッジを歩いて渡ってみたかったのでこのコースを選びました。
サイクリングの様子
東京駅→日比谷公園→霞が関→国会議事堂
まずは八重洲中央から永代通りにでて高架下を通り抜け反対口の丸の内へ。
そこから仲通りを300メートルぐらい進むと丸の内ブリックスクエアという建物が見えてきます。
おしゃれなビルで1階にエシレバターの店があります。バターのほかにパンやお菓子も売っているのでおやつ代わりに買っていくことにしました。
店に入るとバターのいい香り。平日の早朝にもかかわらず10人ほど並んでいました。
5分ほど待ってフィナンシェとクロワッサンを買いました。
店からでて建物の中庭にいってみると会社員風の人たちに交じって子供が遊んでいました。皆同じ帽子をかぶっていたのでこの辺りで働く人たちのための保育園や幼稚園があるのかもしれません。
そこから帝国劇場の前をとおり日比谷通りを渡って日比谷公園へ。
売店で水を買ってベンチにすわり先ほど買ったフィナンシェを食べてみました。
園内ではジョギングやテニスをする人もちらほら。平日の都心とは思えない光景です。
何かの撮影をする人たちもいて日向でポーズをとっているモデルさんが暑そうでした。
***
日比谷公園をでると目の前に裁判所が見えます。
先ほど通ってきた丸の内あたりの華やかさがなくなって、物々しい感じの雰囲気になります。
国会に向かう道は長い坂でした。両脇は総務省や外務省などの官公庁の建物ばかり。
いたるところに警官や警察車両が巡回をしていました。国会議事堂の写真をさっと撮りそそくさと次の場所へ。
虎ノ門ヒルズ→東京タワー→レインボーブリッジ
のぼってきた坂を一気に下り虎ノ門方面へ。
外堀通りにでると飲食店がどっとあらわれ、騒がしい街の雰囲気になります。
虎ノ門病院の前を通って虎ノ門ヒルズへ向かいます。この辺りは工事中や病院に向かうお年寄りも多くゆっくりと自転車を走らせます。
虎ノ門ヒルズの駐輪場は建物の地下にありました。正面口のすぐ脇ですが見落としそう。
自転車と一緒にエレベーターで降りると駐輪場がありました。5時間まで無料とのこと。
自転車をおいて施設を歩いてみました。とても高いビルなので展望台のようなものがあれば登ってみようと思ったのですが、最上階はホテルになっていて入れませんでした。
虎ノ門ヒルズを後にした辺りでお昼になりました。会社員らしき人たちが昼食をとるために外へ出はじめています。
途中、立派な鳥居と急な階段が見えたので思わず立ち止まりました。愛宕神社です。
参拝客は皆手すりにつかまりながら山に登るように階段を上っていましたね。
桜田通りに出て東京タワーを目指します。正確な場所がわからなくても見上げればどこでもタワーが見えるのでわかりやすかったです。
東京タワーの真下ではカメラを地面から覗くように構えている人たちがたくさんいました。そうしないと大きすぎて東京タワーがフレームに入らないんです。近くで見る東京タワーはめちゃくちゃ迫力がありました。
東京タワーを下から見上げるだけにとどめ湾岸方面を目指します。増上寺はちょうど七夕の飾りつけがされていて風情がありました。
山手線の高架をくぐると東京湾のすぐそばまできていました。
しばらく倉庫街に沿って進むとレインボーブリッジ遊歩道の看板が見えてきます。
レインボーブリッジでは車道を自電車で走ることはできないので、遊歩道を自転車を押して渡ることになります。
遊歩道でも自転車に乗ることは禁止されていて自転車に乗れないように後輪に台車をつけます。
エレベーターで遊歩道があるところまで上ります。
エレベーターから降りるとすぐ目の前をトラックが猛スピードで走り抜けていきました。地上からどのくらいの高さがあるんだろう、見下ろすとすこし足がすくみました。
高さにもだいぶ慣れたころに東京湾を一望できる場所にでました。視界を遮るものがなにもなくとても気持ちがいいです。
お台場→築地→歌舞伎座→銀座
2キロ近い遊歩道を30分程で渡り切りました。橋を渡るとお台場です。
真夏のような日差しだったので日焼けを楽しむ人たちがちらほらいました。
フジテレビ本社のあたりまで砂浜を自転車を押して歩き、そこからまた自転車に乗って豊洲方面に向へ。
広い豊洲新市場の予定地を横切るように通ります。
だいぶ建物が出来上がってきている感じでしたね。それにしても、一体どのくらいの工事関係者が作業しているのか。
途中、何度も作業着を着て自転車に乗る人とすれ違いました。あまりに広いので、自転車に乗って移動しているみたいです。
遅めの昼食をとるために豊洲のららぽーとに寄りました。たまたま入ったピザ屋さんではテラスに座ることができました。
ららぽーとは平日なのにかなりの賑わいで若い人も多いという印象。ビザを食べていると、きれいなお母さん2人がベビーカーを押して入ってきました。ベビーカーを脇に置き、テラスにあるソファに座って遅めのランチを食べながら楽しそうに会話をしていました。
目の前が海と公園になっていてとてもすがすがしい。まるで外国のカフェに来ているよう。しばらくすると目の前にホタルナが入ってきたのでおもわず写真を撮りました。
ららぽーとを後にして、豊洲運河を渡ると外国のような景色が一気に下町の風情。佃のあたりでは近々お祭りでもあるのか、すだれでできた小屋が作りかけてありました。
隅田川を渡って築地へ。
築地本願寺の前をとおり市場に行こうと思ったのですが、残り時間がほとんど残っていませんでした。やむなく場内には寄らずに歌舞伎座へ。
歌舞伎座は公演がはじまる直前なのか、目の前を足早に通り過ぎて行く人がちらほら。
演目をながめ脇のお稲荷さんにお参りをして後にします。
昭和通りを東京駅に向かって進み、銀座一丁目の高架下で自転車を降りる。銀座湯。ここは最後に必ず寄ろうと思っていた場所です。
入口の引き戸を開けると「いらっしゃい」と声をかけられました。見上げると番頭さんがいました。
お金を払って階段を上がると小さいながらも明るくとてもきれいな脱衣場とお風呂がありました。
新しい雰囲気でしたが、なんとなく昔の風情が感じます。お風呂場には銀座の街並みが描かれた大きなタイル画がありました。
銀座湯でさっと汗をながして足早に店を出ます。外は風がではじめて気持ちいい。
すっかり夕方の日差しになったころ、出発地のオリックスレンタカーに戻ってきました。
おわってみて
自転車を返して時間を見ると午後4時すぎ。
10時半からスタートしたのでちょうど6時間。むしろ時間が足りないくらいで、最後は何となく駆け足になってしまった。
今回の行程をあらためて地図に記してみたところ、およそ23キロ。
距離も長く坂も多かったもののあまり疲れは感じなかったですね。電動アシスト付だったのが大きいと思います。
今回のコースはサイクリングにはちょうどいいですけど、展望台にのぼったり建物をゆっくり見学したりするのなら少しコースを絞ったほうががいいでしょう。
時間に余裕があるのなら、まずはとバスで一度まわってみるのも悪くなさそうです。
自転車を事前に予約しておき、はとバスでまわった後に気になった観光スポットを自転車で訪れるとまたちがった発見もできるはず。
僕も今日まわったコースをあらためてはとバスに乗って、ガイドさんの説明を聞きながらまわってみたいと思いました。