大島美幸さんと鈴木おさむさんのインタビュー記事、これ文章書く時のお手本になりそう

2016/10/19


worko

おととい(2016年10月16日)の朝日新聞の朝刊に掲載されていた「WORKO!」というイベントの広告、とてもおもしろかったです。

タレントの大島美幸さんと放送作家の鈴木おさむさんのインタビュー記事でした。ちなみにお二人は夫婦です。

対談ではなく、聞き手が別にいて、それぞれに話を聞いて書き起こした形になっています。

テーマは「働きながらの子育て」

文章のボリュームは1000文字ぐらい。ちょっとしたブログ記事と同じ文字量です。

話の内容もさることながら、このインタビュー記事で興味深かったのは、同じ環境にいる夫婦が同じテーマで語りながら、それぞれまったく違った伝え方をしているところでした。

大島さんの読み手にイメージさせる表現のうまさ

まず大島さんのインタビューは全体的に会話や回想が多い。

夫婦げんかのエピソードをセリフのまま再現したり、「すんごく」とか「いくんだなぁ」という話し言葉を使ったりと、まさに大島さんが話しているまま。

動きのある表現は場景がイメージしやすく、大島さんがどんなことにイライラしているのか、何に悩んでいるのかということが手に取るようにわかる。まるで自分の事のように感じられるんですね。

「こうゆうことがあった」「こう感じた」「だからこうした」というように、出来事を思い出した順番のままダーッと話しているような印象ですが、その一つ一つの表現力が高いので独りよがりな感じにならず、テレビで大島さんが話しているのを観ているように読めました。

鈴木さんの話を伝えるキーワード使いのうまさ

一方の鈴木さんの文章は冷静な感じ。

大島さんのライブ感のある文章を読んだ後だけに、一層温度が低く感じました。

でもエピソードのまとめ方が本当にうまい。

「父勉」「俯瞰力」などのキーワードを使いながら、何を語ろうとしているのか分かりやすいし、後から思い返しやすい。まるで本の見出しのようで、「キーワードってこうゆうふうに使うんだな」と感心しました。

あと印象的だったのが夫婦喧嘩の時の自分をドラマの登場人物に置き換えるエピソード。

「ドラマの登場人物だったら観ている人は奥さんの方に感情移入するはず」という発想はとてもユニークでした。

こうゆう視点のスイッチもなんとなくライフハックっぽくて「上手だなー」と思います。

聞き手もすごい

これだけ制限された文字数の中で、お二人のキャラクターを残しながら、話の肝を余すところなくまとめられるのはすごいこと。

インタビューを書かれたのは本宮恵理子さんという方。

検索してみるとフリーのライターさんで、働き方や夫婦・家族をテーマにしたインタビューを中心に行っているようです。

さすがプロの仕事といった感じでした。


-考えたこと