え!お墓も!? 意外に知らない儒教が由来してる代表的な習慣3つ

2016/10/05


儒教の本を読んだ

最近、儒教に関する本を読みました。儒教については単語だけは知っていましたが、それが一体どうゆうものなのか知りませんでした。

本を読むと「それも儒教が関係しているの?」ということがいくつもありました。どうやら儒教の教えは思った以上に僕らの習慣や価値観と密接な関係があるようです。

今回は本で紹介されていたもののうち、特に印象的だったものを3つ挙げてみます。

最初に断っておくと、にわか仕込みの知識なので不正確な説明になってしまうかもしれません。そのあたりは大目に見ていただけると助かります…。

儒教ってなに?

まずはざっくりと儒教についてご紹介します。

儒教は今から2500年ほど昔の中国で生まれた信仰または思想です。

儒「教」というぐらいなので宗教なのかなとも思いますよね?この点は昔から議論され、今でも意見の分かれるようです。

日本における儒教は江戸幕府が学問として奨励していた経緯もあり 生きていく上でお手本となる行動や考え方をまとめたもの、 学校の教科でいう所の「道徳」の側面が強いです。

なお儒教の創始者は孔子といわれています。ちなみに「論語」は孔子と彼の弟子とのやりとりを記録した本で、儒教の経典のひとつです。

儒教が由来となっている風習や考え方

1.上下関係

儒教では身の回りの人付き合いから社会の秩序までを含め、集団生活を良好に保つために大切にすべき5つの関係があるといいます。

  • 父子の親
  • 父と子の間は親愛の情で結ばれなくてはならない。

  • 君臣の義
  • 君主と臣下は互いに慈しみの心で結ばれなくてはならない。

  • 夫婦の別
  • 夫には夫の役割、妻には妻の役割があり、それぞれ異なる。

  • 長幼の序
  • 年少者は年長者を敬い、したがわなければならない。

  • 朋友の信
  • 友はたがいに信頼の情で結ばれなくてはならない。

ウィキペディア『儒教』より

この5つの人間関係の中でも「目上の人や年長者を敬い従うこと」は何よりも大切であり、人が重んじるべき5つの品性のひとつ、「仁」の基本となるものだとしています。

2.仁義

仁義とは「相手に対して礼をもって応じること」というような意味だと思いますが、本来この言葉は「仁」と「義」という二つの儒教の用語を合わせたものです。

儒教では人が身につけるべき品性が5つあるとしています。仁・義・礼・智・信 の5つです。

「仁」は 相手への気配り
「義」は 相手への献身的な行動
「礼」は 仁の考えに基づく態度
「智」は 正しい判断能力
「信」は 相手に対して誠実であること

儒教はこの5つの品性を日々養っていくことを基本的な教えとしています。

3.先祖崇拝

儒教の死生観には「招魂再生」という考え方があります。

人には「魂(こん)」と「魄(はく)」2つの気が宿っているといいます。亡くなると魂は天に昇り、魄は骨に残るそうです。

子孫が先祖の骨を保管し、位牌をつくり祀ることで先祖は再びこの世に蘇ることができると考えられています。

ちなみに仏教には「輪廻転生」という死生観があります。人が亡くなると魂はあの世にとどまらず、この世に生まれ変わり続けるというものです。

インドやチベットは輪廻転生の考え方が主流であり、これらの地域の仏教徒は一般的にお墓を設ける習慣がないそうです。

中国や日本における仏教は、仏教が発祥したインドから伝播していく過程で儒教の死生観や葬儀儀礼が取り入れられていったのだといいます。


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