30年後の未来

2016/10/05


今日の朝日新聞の朝刊にケヴィン・ケリーさんのインタビューが掲載されていました。(朝日新聞デジタルでも読めます)

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ケヴィンさんはアメリカの作家です。元々はテクノロジーやカルチャーを紹介する雑誌『ワイアード』の創刊編集長だった方。今は主にテクノロジーによってどのように人の生活が変わっていくのかということをテーマにした本を書かれています。

インタビューで印象的だったのは 未来の風景は今とそんなに変わらない というくだり。

ふつう「未来の風景」を問われると、清潔でより洗練された道具に囲まれてるんじゃないかって思いがちですけど、ケヴィンさんによると「そうじゃない」と。モノの形はかわらない。変わるのは今あるモノに「知能」が加わることだといいます。

これ、すごく説得力あるなと思いました。

たとえば下の動画は1992年の日本の生活を撮影したものです。この頃の映像としては高画質ですよね。これは当時では珍しかったハイビジョンで撮影されたものだといいます。

24年前の風景なのですが、こうやってキレイな画質でみると今と大して変わりばえがしないんだなと感じませんか?

でもこの頃から比べると現代は日常で接する情報量が飛躍的に増えました。それはもう爆発的というほどに。一説によると90年代から00年代の10年あまりで人が接することのできる情報量は500倍以上増えたのだとか。その圧倒的な情報の蓄積は2000年から2003年のわずか3年で、それまでに全人類が蓄積してきた30万年分の情報量を凌駕すると言われるほどです。

正直、当時10代を過ごした身としてはそこまでの実感はないですけど、知らないところで起こっていたんですね、情報革命。

ケヴィンさんいわく、産業革命は人や動物による1馬力にも満たない力で動いていたモノが、化石燃料や電気によって250馬力の人工動力で動くようになったこと。そしてこれから起こることはそのモノにAIによる知能が加わることだ、と。

インタビューは「未来を席巻するテクノロジーが発明されるのはまさにこれから。30年後から今を振り返ると『2016年に生きていたら』とうらやむでしょう」と結ばれています。

そういわれるとなんかソワソワしてきます。


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