寒い日はインドカレー

2017/02/05


このあいだの風が強かった日、インドカレー屋へ行った。
もちろんカレーが食べたかったのだが、インドカレーを食べたら体があったまりそうだという期待もあった。

国道沿いにあるカレー屋で、場所は決して良くない。でも平日にもかかわらず満席。しかもお客さんはほぼ女性。

エビカレーを注文、中辛にした。

注文後、しばらく店員さんの仕事ぶりを眺める。店員さんはインドとかネパールとか、あっちの国の人っぽい。ひっきりなしに注文が入るがまったく動じていない。ニコリともしない。

でも、それがいい。

インドカレー屋さんで慌てている店員さんというのを見たことがない。僕は店員さんが忙しそうにしているのを見るとなんだか自分までソワソワしてしまい、注文のタイミングなどにも気を遣ってしまったりする。だからインドカレー屋の接客にはいつも好感がもてる。彼らはどんなときでも自分のペースを乱さない。もし僕が飲食店をやるなら彼らみたいなスタッフを雇いたい。他の部分では大変そうだけど。

中辛とはいえ、カレーは汗が出るほど辛かった。でもエビがゴロゴロ入っていてクリーミーで一気に食べてしまった。

***

会計の時、ふとレジ脇に飾ってあった写真に見覚えのある顔が。

サイババだ。

写真のサイババは微笑んでいた。やさしそう。まだ生きているんだろうか。そういえばサイババが手から出すあの粉は何て言ったっけ?そうそう、ビブーティー。

あの粉は一体何に使うんだろう、お茶とか?なんて考えながら店を出る。その瞬間、ぶわっと風が顔にあたった。

ぜんぜん寒くない。むしろ気持ちいいぐらいだ。

外へ出ようとしたら、背中から「アッゴザイマシター!」という店員さんの声が聞こえた。


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