エスプレッソの良さが何となくわかった


この間スタバに行ったら満席だった。

それまで歩き通しで「早くコーヒー飲みたい」と思っていたところに、店員さんから「ただいま満席でお待ちいただいてます。」と言われた時にはがっくりきた。

「じゃあ大丈夫です」と店を出かけたけど、せめてコーヒーだけは飲みたかった。

しかし外で飲むには寒むすぎる。

諦めて家に帰えろうか。でも今コーヒーが飲みたい。どうしよう…。

そのときふとエスプレッソあるかなと思った。

ちなみにエスプレッソなんて今まで頼んだことない。

いや、あった。

だいぶ前にどっかのカフェでカプチーノとエスプレッソを間違えて注文したことがあった。

小さいカップが運ばれてきた時にはすでに遅し。仕方なくそれを飲んだ。

だからエスプレッソにあまり良い印象はない。

店員さんに「やっぱりテイクアウトで注文します」といい、メニューにはなかったけどエスプレッソがあるか聞いてみた。

そしたら「ございます。ソロとドッピオどちらにしますか?」といわれたのでドッピオにした。ちなみにソロはドッピオの2倍らしい。量はどのくらいか忘れたけど。

受け取りカウンターでいつもよりひと回り小さいカップをもらってお店の端で飲んだ。

わずか4、5口だ。

それでも気分が良かった。コクがあって体に染み渡る。正月に飲む「おとそ」みたい。

そのとき「ああ、エスプレッソってゆうもんなんだ」とわかった。普段飲んでるカップの量じゃなくてもコーヒーを楽しめるんだと。

***

僕のおじさんは『ホープ』という銘柄のたばこを吸っている。

Hope_cigarette_02

ホープは吸いごたえがあるけど普通のたばこよりも短い。なのでホープのことを「ショートホープ」と呼んだりもする。

僕も以前たばこを吸っていたけど、何で好んで短いたばこを吸うのか分からなかった。

損したと思わないのかな?とさえ思ったりしたけど、今思うとたぶんエスプレッソと同じだ。

気分転換なら、むしろホープぐらいの短さが丁度よかったりするのかもしれない。

そういえば普通のたばこでも3,4口吸ってもみ消してしまう人がいる。

なんでも量が多い方が得したと思いがちだ。

でも休みたい、気分転換したいというのが目的なら、実は普通の量よりちょっと少ないぐらいの方が満足できるんじゃないだろうか。

僕はどうしても損したくないと思って満足以上の量を得ようとしてしまう。

物が残せない質も、そうゆう一端が関係しているかもしれない。

***

飲み終わったカップを捨て、席が空くのを待つ人たちの間をぬけるようにして店を出た。

店に入る前と比べるとだいぶシャキッとした。

「これなら無理に座って休むこともないんだな」と思った。

こんどからエスプレッソ頼むことが増えそうだ。


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