映画で知ったチェ・ゲバラの基本的な8つのこと

2016/11/12


革命家チェ・ゲバラの映画を2本見ました。

一本目は「モーターサイクル・ダイアリーズ」という作品です。

若い頃のゲバラがバイクで旅した南米の物語。

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ゲバラのこと其の1

ゲバラはアルゼンチン生まれであり、

ゲバラのこと其の2

本名は「エルネスト・ゲバラ」といいます。

「チェ・ゲバラ」の「チェ」は愛称です。キューバ語で「やあ」というような挨拶の意味とのこと。

つまりチェ・ゲバラとは「やあ、ゲバラ!」という感じでしょうか。

僕は映画を観るまでゲバラをキューバ人だと思ってました…。

ゲバラのこと其の3

ゲバラは革命活動を行う前は医師でした。

医学部の学生だった時からあちこち放浪の旅していたといいます。

本編ではゲバラが友人とバイクに乗って南米の国々をまわりながら、たくさんの人たちの過酷な境遇を目の当たりにしていきます。

仕事がない人、
病気の治療が満足に受けられない人、
住む家と畑を奪われた人、

街はホコリっぽく寒そうで、みんなひたすら貧しい。ラテンの国というより日本の寒村に似ているなと感じました。ゲバラが暮らしていたアルゼンチンは当時、南米の中でも比較的裕福だったそうです。

一方で同じ南米大陸で暮らしていながら満足な暮らしをしていない人達がたくさんいる事実を知り、ゲバラは思い悩みます。

アルゼンチン人であったゲバラがなぜその後、革命家としてキューバやボリビアの闘争に参加していくのか、旅の中で変わっていくゲバラ青年を通して、それが何となく垣間見れます。

青春映画としても面白いのでおすすめです。


 
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二本目は「チェ 39歳 別れの手紙」です。

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この映画はそもそも2本立てです。

一本はキューバ革命までを描いた「チェ 28歳の革命」

ゲバラのこと其の4

キューバ革命はゲバラが30歳の時に成立します。

革命が成立したのが1959年、今(2016年)から57年前ですね。
 
 
もう一本がキューバ革命後のゲバラを描いた本作です。

キューバ革命後にボリビアへ渡ったゲバラは革命闘争の末、

ゲバラのこと其の5

ボリビア政府軍に捕らわれ処刑されてしまいます。

正直、観るのがしんどかったです。

本編はゲバラ率いるゲリラ部隊が政府の軍隊に削られていくシーンが中心です。

良くも悪くも特に盛り上がるような演出もなく、部隊が疲弊していく様が淡々と描かれています。

ゲバラのこと其の6

しかもゲバラは小さいころから喘息の持病がありました。

部隊が消耗していく中でゲバラの喘息の薬も切れてしまい、発作で指揮することもままなりません。

観ていて痛々しい気持ちになりました。

エンタメとしてはしんどいですが、見ごたえはありました。

同じ南米大陸に住む同士だからとボリビアの闘争に向かうゲバラ。例えるなら日本人の僕が同じアジアに暮らす人のためにと、台湾や中国、韓国で起こっている争いに参加していくようなものでしょう。

ましてやゲバラは一時期とはいえ、一国の重役にもなった人物です。

ゲバラのこと其の7

キューバ革命達成後、ゲバラにはキューバの市民権が与えられてキューバ新政府の農業改革機構工業部長および国立銀行総裁に就任していました。

そんな経歴を持つ身でありながら他国のゲリラ活動へ参加するというのは、敵味方に問わず、いろんな方面へ軋轢を生んだはずです。

そう考えるとゲバラという人の意志の強さには驚かされます。

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余談ですが、ゲバラといえばこのモノトーンのイラスト。

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ゲバラのこと其の8

これはアイルランドの芸術家のフィッツパトリックの作品です。

イラストは「英雄的ゲリラ」という名前が付けられた写真が元ネタになっています。

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作品は1960年代後半にポスターとして作成され、当時ヨーロッパで盛んになっていた反体制運動のシンボルとして使われるようになっていきました。

このゲバラのイラストにまつわるドキュメンタリー映画「チェボリューション(Chevolution)」という作品もあるらしいので機会があれば観てみたいです。


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