映画「フューリー」観ました

2016/10/26


img_0426

フューリー 観ました。

第二次世界大戦時、ある米軍の戦車乗りたちのお話です。

1945年4月のドイツ。新兵のノーマン・エリソンは戦闘経験が一切ないにもかかわらず、「フューリー」と名づけられた戦車で戦うチームに配属される。

チームを仕切るのはドン・コリアーという歴戦のベテラン兵士。ドンは躾けに厳しい父親のようにノーマンに接する。

度重なる戦闘で疲弊しきっているドンたちの部隊は決戦となるベルリンの戦いに向けて、進行してくるドイツ軍を阻む任務が命じられる。
 
 
引き込まれる映画でした。

とにかく人がたくさん死んでいきます。2時間強の上映時間の中で、人の死なないシーンの方が少ないんじゃないかと思うぐらい。

そしてノーマンがいい。めちゃくちゃいい。

前半部分のノーマンが前線に向かうシーン。怖さとどうしようもない不安で失神寸前のノーマンの表情。鳥肌が立ちました。

ちなみにノーマンを演じるローガン・ラーマンには父方の祖父がナチス政権から逃れるためにベルリンから中国上海に移り住んだという素性もあるそうです。
 

また話題だった戦車戦も見ごたえ十分でした。

戦車の砲弾がかすめていく音、地面にあたって跳ね上がる弾道。すごいリアルです。砲弾の重みとスピードが感じられました。

これはiPadじゃなくて映画館のスクリーンで観たかった。

***

最後にぜんぜん映画に関係ない感想ですが。

観終わって、ふと米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプの事を考えました。すいません、唐突で。

というのはトランプへ期待する人達の気持ちが、ドンを慕うチームのメンバーの感情に近いんじゃないかと思えたんですね。

ドンはみんなからウォー・ダディ(戦争パパ)と呼ばれる存在で、仲間の命は守り抜くという人物。そのために敵には徹底して非情に戦うことをためらわない。

チームのメンバーは彼の時折見せる理不尽な行動に反発しながらも「イカれているけど頼れる」「奴以外とは戦わない」と言うほど絶大な信頼を寄せている。
 

ドナルド・トランプという人は問題発言が多いものの、相手に対して感情をむき出しにしながら立ち向かっていく。その姿が見る人によっては「アメリカ合衆国を守る親父」のように映るのかもしれない。
 

あいつは大バカ野郎だけど、権威ある相手にもひるまない。エリートが支配するワシントンを壊すために1期4年だけ任せてみたい

 

これは先日あるインタビューに答えていたトランプを支持する人のコメントです。フューリーを観た後では、観る前よりもこのコメントに共感できました。

同時に戦場という異常な状況における上官と部下のやりとりから連想してしまうほどに、彼を支持する人たちの思いは切迫したものなのかもしれない、と感じました。


-エンターテインメント